筋トレをすると風邪をひきやすくなるのか!?【筋トレと免疫力の関係】

「筋トレをすると風邪をひきやすくなるの?免疫力が落ちて風邪をひきやすくなるんじゃないの?」

このような疑問や悩みにお答えします。

結論から言うと筋トレをすると風邪をひきやすくなると言うのは半分正解で半分間違っています。

その理由を詳しく解説していきます。

筋トレをすると風邪をひきやすくなるのか!?【風邪をひきにくくなると言われる理由】

筋トレすることによって風邪をひきにくくなったと感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

筋トレすることによって風邪をひきにくくなったと感じるには以下の理由があげられます。

筋肉量が増えることによって体温が上がる

私たちの体はウイルスや細菌から体を守るためにマクロファージという細胞が働いてくれています。

このマクロファージの働きを活性させるには体温を上げることが深く関与していると言われています。

体温は筋肉量が増えることによって上昇するので、筋トレして体温を上げることは免疫力を高めて風邪をひきにくくさせると考えられます。

筋トレすることによって睡眠の質が上がる

運動することによって睡眠を促進する働きがあります。

そして睡眠をとることで運動を効果的に行うことができます。

運動習慣がある人ほど睡眠不足や不眠が少ない傾向にあると言われています。

睡眠の質が上がることも免疫力の向上に関与します。

筋トレして良質な睡眠を取れるようになった結果、免疫力が高まり風邪をひきにくくなると考えられます。

筋トレすることによって食事に対する意識が高まる

筋トレをすることによって食事に対する意識が高まるとバランスのいい食生活になります。

体を作る主な材料となるタンパク質の摂取や、ビタミンCやビタミンA、亜鉛などを摂取することによって免疫力の向上が期待できます。

タンパク質は肉、魚、卵、大豆などから摂取できます。

手軽に摂取するためにプロテインもおすすめです。

最近ではプロテインがコンビニでも手軽に手に入るので嬉しいですね。

ビタミンCは抗酸化作用を持ち免疫力を高めてくれると言われます。

ビタミンCは柑橘系の果物に多く含まれます。

そのほかにも赤ピーマンや黄色ピーマン、芽キャベツにも多く含まれます。

ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保ち免疫機能を維持する効果があると言われています。

ビタミンAが多く含まれる食材としては、鶏肉やレバー、うなぎや牛乳やチーズなどの乳製品に多く含まれています。

亜鉛は先ほど紹介したビタミンAを体内に留める働きを持ち、白血球を作る材料にもなります。

白血球の1種に先ほど紹介した免疫機能に関与するマクロファージが含まれます。

亜鉛はすべての細胞に存在しているため、魚介類や肉類、野菜、豆類、種実に含まれます。

特に代表的なものでは牡蠣に多く含まれています。

これらの栄養素をバランスよく摂取することにより、免疫力が高まり風邪をひきにくくしてくれると考えられます。

筋トレをすると風邪をひきやすくなるのか!?【風邪をひきやすくなると言われる理由】

ストレスホルモンが分泌される

ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールには免疫力を低下させる作用があると言われています。

特に長時間のトレーニングはコルチゾールの分泌を高めてしまうので注意が必要です。

できればトレーニングは長くても1時間から75分程度が望ましいと言えます。

これを超えてくるようなトレーニングではコルチゾールの分泌が高まると言われます。

トレーニング時間に注意してコルチゾールの分泌を抑えることが筋トレの効果を最大限に引き出し、且つ免疫力の低下も防ぐことができると考えられます。

テストステロンが分泌される

筋トレをすることによって分泌されるテストステロンは免疫力を低下させると言われています。

逆に女性ホルモンであるエストロゲンは免疫力を高めると言われています。

実際に風邪やインフルエンザなどのウイルスにかかってしまった際は男性の方が症状が重くなるといったような研究結果も報告されているようです。

まだ研究段階で解明されていないことも多いようですが、男性ホルモンであるテストステロンが免疫に影響を与えていることは間違いないようです。

脂肪の落としすぎ

筋トレをしている方は脂肪を落とす目的で行っている方も多いと思います。

しかし、あまりにも脂肪を落としすぎてしまうと免疫力を低下させてしまいます。

脂肪は体温を保持する役割を持っています。

体温が高いことで免疫力が高まるので脂肪を落としすぎるということは免疫力の低下にも繋がります。

しかし免疫力を高めるために、たくさん脂肪をつければいいかというとそうでもありません。

脂肪をつけすぎてしまうと返って免疫細胞が活性化し、その結果、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病など様々な病気を引き起こしてしまう危険性があります。

まとめ

以上をまとめると、筋トレをすることで免疫力は高めることもできるし、やり方を間違えれば免疫力を下げて風邪をひきやすくなる可能性もあります。

✔️風邪をひきにくくなる理由

・筋肉量が増えることによって体温が上がる
・筋トレすることによって睡眠の質が上がる
・筋トレすることによって食事に対する意識が高まる

✔️風邪をひきやすくなる理由

・ストレスホルモンが分泌される
・テストステロンが分泌される
・脂肪の落としすぎ

これらを理解したうえで正しい運動量、バランスのとれた栄養摂取を心がけて頂ければ免疫力を高めて風邪を予防することは可能です。

ぜひ参考にしてみて下さい。

以上、筋トレをすると風邪をひきやすくなるのか!?【筋トレと免疫力の関係】という記事でした。

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パーソナルトレーニングジム「 The Body Professional 」を経営。小学生から高齢者まで年間延べ2000人のダイエットや体作りをサポート。ダイエットに成功する人が必然的にやっているルールを実践するだけで気付いた時には痩せている。そんな状態を作り出す『ベストスタイルダイエット』を全国に広めるために活動中。ブログ以外でもオンラインでダイエットサポート中。
◆柔道整復師 ◆鍼灸師 ◆パーソナルトレーナー