ダイエット中に人工甘味料をとってはいけない?【人工甘味料のハナシ】

「人工甘味料って体に悪いイメージがあるけど実際どうなの?ダイエットにもよくないのかな?」

このような疑問や悩みにお答えします。

人工甘味料は聞いたことはあっても、人工甘味料が体に悪いイメージがあるだけで、詳しく知っている方はそう多くはいないのではないでしょうか。

今回は人工甘味料について詳しく解説していきたいと思います。

是非参考にしてみてください。

✔️この記事がおすすめの方

・人工甘味料が体に悪いのか疑問
・ダイエット中だけど人工甘味料は避けたほうがいいのか悩んでいる

ダイエット中に人工甘味料をとってはいけない?

人工甘味料とは

人工甘味料とは、甘みをつけるために人工的に作ったものを人工甘味料と呼びます。

そのままですね。

人工甘味料は大きく分けて2種類に分けられます。

1つは合成甘味料で、もう1つは糖アルコールと言われるものです。

合成甘味料は、世の中にはない成分を人工的に作ったものをいいます。

糖アルコールは、自然界に存在する成分を人工的に作り出しているものをいいます。

糖アルコールは甘味料としても使用されますが、保存剤や薬品として使用されることもあります。

また糖アルコールの場合は、合成甘味料と異なり自然の成分から作り出しているので体に対する危険性も少ないといわれています。

人工甘味料の特徴

人工甘味料の特徴は何と言っても、甘みを持つにも関わらずカロリーが少なかったりカロリーがゼロということです。

人工甘味料は甘みを感じるものの、糖質とは判断されず吸収もされません。

摂取しても人工甘味料のほとんどが、体外へ排出されるので低カロリーやカロリーゼロの実現が可能になります。

人工甘味料を摂取しても糖質と判断されず血糖値も上がらないので、インスリンの分泌が高まるということもありません。

インスリンの分泌が高まらないので余分なエネルギーを吸収して太るという心配もないということです。

人工甘味料の種類

スクラロース

スクラロースは合成甘味料に当てはまります。

甘みがショ糖の600倍といわれ、デザートやお菓子などに使用されています。

スクラロースは幅広く使用されており、さらに安全性が高い人工甘味料として知られています。

その裏付けとして、世界保険機構(WHO)や米国食品医薬品局(FDA)などから認可を受けています。

スクラロースは炭水化物の代謝や血糖値、インスリン分泌に影響を与えないことが証明されています。

またスクラロースの1日摂取許容量は体重1㎏あたり5mgといわれています。

体重60kgの人であれば、300mg摂取してもいいということになります。

これは例えば、ダイエットコカ・コーラでいうと360mlあたり60mgの含有量なので、ダイエットコカ・コーラ5本くらいであれば大丈夫という計算になります。

アスパルテーム

アスパルテームは糖質ゼロの飲料品に多く使用されています。

アステルパームはアミノ酸(アスパラギン酸)とフェニルアラニンに由来しています。

また甘さは砂糖の200倍の甘みといわれています。

アミノ酸には甘みがありませんが、アスパラギン酸をメチル基を持つフェニルアラニンと結合させると、甘さを持ちアスパルテームと呼ばれる化合物に変わります。

アセスルファムK

アセスルファムKもアステルパームと同様に幅広く使用されている人工甘味料です。

日本では2000年から使用が認可されています。

このアセスルファムKも砂糖の200倍の甘さを持つといわれています。

加熱しても成分が失われにくく、アイスやガム、ジャム、あんこ、多くの飲料に使用されています。

サッカリン

サッカリンは人工甘味料の中で最も古くから存在する人工甘味料です。

ショ糖の700倍の甘さがあるといわれています。

サッカリンは水に溶けず、加工食品などによく使用されます。

日本でも食品添加物としての使用の認可を受けています。

現在ではスクラロースやアステルパーム、アセスルファムKなどの人工甘味料が開発され、サッカリンの使用頻度は少なくなってきているようです。

ダイエット中に人工甘味料は避けたほうがいいのか?

カロリーゼロと聞くとダイエットには最適なんじゃないかと思う人工甘味料ですが、実はそうでもありません。

人工甘味料を摂取することで甘みを感じることには変わりないので、甘みに対する依存性が高くなるので注意が必要です。

人工甘味料を摂取することで、直接的に健康に害を及ぼす影響は過剰に摂取しなければ問題はないと考えていいようです。

しかし、摂取しても栄養は得られず、甘いという感覚だけ残り、それの甘さがクセになってしまうと体にとってメリットになることは少ないと言えます。

甘いものが食べたいからといって、人口甘味料だから気にせず食べていいという考えになるのではなく、甘いものを食べすぎないよう体重や体型に注意して普段から摂取量を意識してお菓子やジュースを飲むようにすることが大切です。

そして余分に摂取したカロリーを消費するように運動も忘れずに行うようにしましょう。

まとめ

人工甘味料について「ダイエット中でも食べてもいいのか?」というテーマで話を進めてきました。

ダイエットにおいては、甘いものを必要以上に摂取せずに控えるというのが大前提になってきます。

人工甘味料だからといって油断して食べていてはいつまで経っても、甘いものに対する依存から抜け出すことができなくなってしまうので注意が必要ということですね。

これは決して人工甘味料や甘いものを全く食べてはいけないということではなく、適度な量を守って摂取するようにすることが大切だということです。

ご自身の目的が達成できるように、バランスのいい栄養バランスや食事量を意識してください。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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パーソナルトレーニングジム「 The Body Professional 」を経営。小学生から高齢者まで年間延べ2000人のダイエットや体作りをサポート。ダイエットに成功する人が必然的にやっているルールを実践するだけで気付いた時には痩せている。そんな状態を作り出す『ベストスタイルダイエット』を全国に広めるために活動中。ブログ以外でもオンラインでダイエットサポート中。
◆柔道整復師 ◆鍼灸師 ◆パーソナルトレーナー