記憶力は様々な場面で活躍します。
仕事がなかなか覚えられないや、授業の内容が頭に入らない、人の名前と顔が一致しない、聞いた話や話したことをすぐ忘れてしまうなど、誰もが経験したことがあると思います。
✔️本記事の内容
・記憶力をアップさせる方法
「記憶力が悪くて辛い。記憶力をよくするにはどうすればいいの?」
このような悩みにお答えします。
では早速みていきましょう。
目次
記憶力をアップさせる方法
記憶力について
記憶力は年齢を重ねるほど悪くなるものだと思っている方も多いと思いますが、実は記憶力とおいうのは年をとってもそれほど衰えるものではありません。
年をとって記憶力が悪くなったと感じるのは、それだけ情報量が多くなったために正確な答えを出すのに処理する時間がかかっているだけなんです。
子供のうちは知っている人の人数も少ないので、人を見ればすぐに覚えられますし名前もすぐに出てきます。
しかし、大人になるとそれだけ多くの人と知り合うので顔と名前を一致させるのに時間がかかるといいた具合です。
脳は忘れるようにできている
まず知っておいていただきたいのは、人間は忘れる生き物であるということです。
これはどういうことかというと、記憶するということはとても多くのエネルギーを必要とします。
私たちが生活をするうえで、入ってくる情報はとてつもなく多くなっています。
特にインターネットが発達した現在では、ひと昔前とは比べ物にならないほど情報が溢れかえっています。
その情報をいちいち全て記憶していたら、体のエネルギーが大量に消費されてしまいます。
そうならないためにも記憶量を減らし、極力エネルギーの消費を抑えようとするのです。
脳は鍛えることができる
記憶に関わる重要な場所が海馬と呼ばれる場所です。
海馬は記憶や空間学習能力、情報処理を司っています。
この海馬は鍛えることによって増えます。
しかしその反面ストレスに弱く、ストレスを受けると海馬の神経細胞は逆に破壊され萎縮してしまいます。
記憶力をアップさせる方法
軽い運動や筋トレをする
軽めの運動というのは心拍数が90〜100くらいです。
そのような運動はジョギングやウォーキング、筋トレなどでも大丈夫です。
1日10分程度、そのような運動をすることで海馬が刺激され数週間続けると脳神経が増え、認知機能が向上することが明らかになっています。
また運動強度を上げると海馬以外の部分も刺激され、記憶力以外にも判断力や集中力もアップします。
運動することによって脳に刺激が与えられ、脳が活性化すると考えられます。
ただし闇雲に強度を上げると、返ってストレスが溜まってしまうので注意が必要です。
ジョギングやウォーキングは同じ道ばかりを使うのではなく、時々コースを変えることも大切です。
筋トレでも同じメニューばかりするのではなく、時々メニューを変えてどこの部位を鍛えるなどを意識して行うと脳に刺激が入るのでおすすめです。
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睡眠をとる
睡眠中に脳内では必要な情報とそうでない情報を仕分けしています。
大切な情報や必要な情報は記憶されます。
この作用のことを「レミセンス効果」といいます。
経験したことがある方も多いかもしれませんが、テスト前に徹夜で勉強しても全然アタマに入っていなかったとうこともあるのではないでしょうか。
逆に寝る前に勉強した内容は朝起きてもしっかり記憶できていた、ということもあるかと思います。
睡眠不足はストレスにもつながるのでやめておきましょう。
インプットしたらアウトプットする
記憶するためにはただ覚えるだけではなく、覚えた内容を人に話すようにしましょう。
そうすることで頭の中が整理され、記憶として定着しやすくなります。
なかなか人に話す機会がないという方は、自分が記憶したい内容を人に話すようにイメージするだけでも効果があります。
頭の中ではわかっているのに、いざ言葉にすると説明できないのはきちんと記憶できていない証拠です。
海馬は入ってきたもの以上に、使うものに対して必要性を感じ記憶していくのです。
例えば教科書を何度も読んで覚えるより、問題を解いてそれに対して教科書で調べるほうが記憶力が良くなるのです。
記憶したければ入れるより出すを心がけましょう。
興味や関心を持つ
嫌々、勉強しても記憶できませんし自分の興味のない話を聞いても覚えていられませんよね。
記憶するためには自分自身がその物事に興味や関心を持つことが必要不可欠です。
自分の好きなのもや興味のあるものは覚えようとしなくても勝手に頭に入ってきます。
電車好きな人が電車の名前を記憶したり、好きなアイドルグループのメンバーを記憶しているのも同じことです。
覚えたいことや覚えなくてはいけないことがある場合は、そのことに興味や関心を持つようにしてください。
五感を使う
何かを記憶したい時は五感をできるだけ使って行うと記憶力がよくなります。
ただ見るだけではなく、触れてみたり、声に出して読んで耳で聞いたりすることで様々な角度から記憶に残りやすくなります。
覚えておきたいと思うことは普段しないようなことを少し付け加えると、それが印象に残るので記憶として定着しやすくなるのです。
反復することが大切
当然かもしれませんが、繰り返し反復することはとても大切です。
先にもお伝えしたように人間は忘れる生き物です。
覚えたことも1時間も経てば半分以上を忘れてしまいます。
そして、1日も経てば70%以上を忘れてしまうのです。
忘れないためには忘れそうになったら思い出すようにすることが大切で、それが反復になります。
1度見たり聞いたりするだけでは覚えることはなかなかできません。
覚えたいことや覚えておく必要のあるものはできるだけ反復して思い出したり、勉強したりするようにしてみてください。
普段から脳を使うように意識する
毎日同じことを繰り返していると脳はどんどん老化していきます。
子供の頃は経験する多くのことが初体験で脳にとっても刺激的です。
しかし大人になると同じ作業の繰り返しが増え、脳を使う機会が減るため脳への刺激も減ってしまいます。
脳に刺激を与えるには、自分の好きなことやワクワクすることを適度に行うのがおすすめです。
マンネリ化した生活では脳が老化し記憶力も衰えるので注意が必要です。
まとめ
記憶力についての疑問は解消されたでしょうか。
まず知っておいて頂きたいことは、年をとったからといって記憶力が悪くなるということはないということです。
年をとって記憶力が悪くなると思っていると、返って記憶できなくなってしまうので注意してください。
そして人間は忘れる生き物です。
記憶力が悪いからといって落ち込む必要はありません。
脳は鍛えることや、少しの工夫で記憶力が良くなるのはお伝えした通りです。
日々の生活を刺激的にし、記憶力が良くなるような生活習慣を意識してみてくださいね。
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