キャベツダイエットというダイエット法を聞いたことがあるでしょうか?
キャベツは私たちの食卓に並ぶ、身近な野菜です。
そんな手軽な食材でダイエットできるなら試してみたいですよね。
今回はそんなキャベツダイエットの方法をご紹介していきたいと思います。
「キャベツのカロリーは?」
「キャベツにはどんな効果があるの?」
「キャベツダイエットの具体的なやり方は?」
などの、疑問が解消できるように詳しく解説していきたいと思います。
では早速みていきましょう。
目次
キャベツのカロリーは?
キャベツ100g中のカロリーをみていきましょう。
カロリー:23Kcal
タンパク質:1.3g
脂質:0.2g
炭水化物:5.2g
となっています。
やはり低カロリーですね。
タンパク質、脂質に比べて炭水化物が高くなっています。
キャベツの栄養素
ビタミンC
ビタミンCは細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンを作るのに必要不可欠です。
そのため皮フや粘膜の健康を維持する働きや、肌荒れなどに効果があります。
そのほかにも体の免疫力を高め、風邪や病気の予防にも働きます。
さらに抗酸化作用もあり、有害な活性酸素から体を守り動脈硬化や心疾患を予防する効果が期待できます。
また鉄の吸収も促進してくれます。
ビタミンCは熱に弱いので火を使った調理は避けましょう。
ビタミンK
ビタミンKは血液を固めて止血する因子を活性化します。
また骨の健康維持にも貢献します。
タンパク質を活性化を促し、骨の形成に働きます。
キャベジン(ビタミンU)
キャベジンという薬を聞いた事もあるかと思います。
キャベジンは別名ビタミンUとも呼ばれますが、正式にはビタミンではなく他のビタミンの働きを補助する役割をします。
これは胃や十二指腸など潰瘍を予防する作用があり、胃腸の健康に効果的です。
またキャベジンは熱に弱いため、生で食べるのがおすすめです。
食物繊維
キャベツには水溶性の食物繊維と不溶性の食物繊維があります。
それぞれの量はキャベツ100g中、
水溶性食物繊維:0.4g
不溶性食物繊維:1.4g
となっています。
不溶性の食物繊維は水に溶けないので、水分を吸収します。
水分を吸収することで、数倍から数十倍もの容量になるため腸を刺激して、腸のぜんどう運動を活発にさせ排便や便秘の解消に役立ちます。
水溶性の食物繊維は水に溶けやすいため粘度が高くなり、胃から腸ヘの食べ物の移動をゆるやかにします。
その他にも糖の吸収を抑えることができるため、食後の血糖値の急上昇を防ぐことができるのです。
キャベツダイエットのやり方
生で食べる
キャベツに入っている栄養素である、ビタミンCやキャベジンは熱に弱いという話をしましたが、それ以外にもキャベツを生で食べたほうがいい理由があります。
それは生で食べることによって、歯ごたえがあり食感があるので満腹中枢を刺激しやすいという点です。
ダイエット中は食事量を控えめにするため、満腹感が得られにくくダイエットが辛くなります。
そんな時はできるだけ歯ごたえのあるものを選んで食べるようにすると、満腹中枢が刺激されるため満腹感を感じやすくなります。
よく噛んで食べる
よく噛んで食べることで満腹中枢が刺激されますし、早食いも抑えることができ食べ過ぎを防ぐ効果もあります。
一口につき30回を目安に噛むように意識しましょう。
食事を摂ってから満腹中枢に刺激がいくまでに20分はかかると言われています。
よく噛んで食べることによって、食事の時間をゆっくりになるので少量でも満腹感が得られます。
食前に食べる
食前にキャベツを食べることで、空腹状態から抜け出し食欲を抑えることができます。
また食物繊維を一番最初に食べることによって、水溶性の食物繊維が血糖値の上昇を抑える効果を発揮します。
間食に食べる
間食で甘いものを食べてしまうとどうしても太りやすくなってしまうので、そういったときにキャベツで空腹を満たしてください。
どうしても甘いものが食べたいときでも、少しキャベツを食べてからそれでもやっぱり我慢できないようだったら、少し甘いものを食べるというようにするといいでしょう。
キャベツを間食でワンクッション挟むことで、意外と食欲がおさまり甘いものやお菓子などを食べなくても平気だったということもよくあります。
キャベツダイエットの注意点
キャベツばかり食べ過ぎない
キャベツばかり食べ過ぎてしまってはいけません。
毎食、キャベツだけを食べるようなダイエットをする人がいますが、そのようなことをすると栄養が偏ります。
キャベツダイエットのポイントはキャベツを食べることで、ほかの炭水化物や脂質を食べ過ぎないようにするのが理想です。
栄養のバランスを意識して食事をとったほうが、ダイエットが終わって体を維持する時期でも続けられますし健康にもいいのです。
仮にキャベツだけを食べる生活を続けて痩せることができたとしてもキャベツだけを食べる生活はずっと続けられませんよね?
その後、普通にご飯を食べればまた太ってしまうでしょう。
そのようなリバウンドを避けるためにも、極端な食生活をすることは避けたほうがいいのです。
味付けに注意する
生でキャベツを食べる際に、ドレッシングやごま油を使うこともあるかと思いますが、そのような味付けの際に余計なカロリーを摂取してしまうと太る原因にもなるので注意が必要です。
ドレッシングのかけ過ぎに注意し、ドレッシングはできるだけカロリーの低いものを選びましょう。
無理をしてストレスを溜めない
キャベツダイエットが効果的だからといって、無理は禁物です。
辛いダイエットをして成功したとしても、そのあとに待っているのはリバウンドです。
理想は楽しく、ストレスなく継続できることです。
様々なダイエットがありますが、辛いダイエットは絶対に続きません。
短期間で集中してやれば成功するかもしれませんが、目標を達成し痩せた途端に緊張の糸が切れ暴飲暴食してしまうということはよくあります。
自分にできる範囲でストレスにならない程度から始めてください。
まとめ
キャベツダイエットの疑問は解消されたでしょうか。
キャベツはカロリーが低いので、ダイエット向けの食材であることは間違いありません。
しかしキャベツそのものにダイエット効果があるというわけではなく、キャベツの食べる工夫の仕方でダイエット効果が期待できるというものです。
キャベツダイエットのポイントをおさらいしましょう。
・生で食べる
・よく噛んで食べる
・食前に食べる
・間食に食べる
などがあげられます。
注意点のおさらいです。
・キャベツばかり食べ過ぎない
・味付けに注意する
・無理をしてストレスを溜まない
などがあげられます。
キャベツの栄養の持つ効果、キャベツダイエットのポイントと注意点をよく理解し、キャベツダイエットにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。