【マッサージの効果とは】驚くべきマッサージの効果と注意点

肩こりや腰痛でマッサージを受けた経験のある方も多いはず。

そんなマッサージですが、一体どんな効果がるのか知っていますか?

マッサージを受けたことのある方も、受けたことのない方もこれを知ればもっとマッサージを受けたいと思うかも知れません。

マッサージの効果とマッサージを受ける時の注意点など、マッサージに関する疑問や知っ得な情報をお伝えしていきます。

では早速見ていきましょう。

マッサージの効果について

マッサージとは

マッサージとは元々ヨーロッパ発祥の手技療法で、日本ではあん摩として用いられています。

明治時代に陸軍の軍医である、橋本乗晃(じょうこう)が昭和20年にフランスのマッサージを視察し研究しました。

その後、日本にマッサージを医療法の一つとして導入されたとしています。

現在の日本においては、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」において、あん摩マッサージ指圧師免許もしくは医師免許などの国家資格がなければ、日本ではマッサージを業として行うことはできません。

国家資格を持たずマッサージを行うことは法律に反することになるのですね。

また厚生労働省は、無免許あん摩師の取り締まりの疑義紹介とあん摩マッサージの定義について下記の通り公文書にて回答していますので紹介します。

法第一条に規定するあん摩とは、人体についての病的状態の除去又は疲労の回復という生理的効果の実現を目的として行なわれ、かつ、その効果を生ずることが可能な、もむ、おす、たたく、摩擦するなどの行為の総称である。

— 昭和38年1月9日医発第8-2号(抜粋)

特定の揉む、叩く等の行為が、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(昭和22年法律第217号)第1条のあん摩マッサージ指圧に該当するか否かについては、当該行為の具体的な態様から総合的に判断されるものである。
御照会の事例については、その行為の強度、時間等によっては、同条のあん摩マッサージ指圧に該当する場合もあると考えられるが、御照会の内容だけでは判断できない。
しかし、施術者の体重をかけて対象者が痛みを感じるほどの相当程度の強さをもって行うなど、あん摩マッサージ指圧師が行わなければ、人体に危害を及ぼし、又は及ぼすおそれのある行為については、同条のあん摩マッサージ指圧に該当するので、無資格者がこれを業として行っている場合には、厳正な対応を行うようお願いする。
また、同条のあん摩マッサージ指圧が行われていない施術において、「マッサージ」と広告することについては、あん摩マッサージ指圧師でなければ行えないあん摩マッサージ指圧が行われていると一般人が誤認するおそれがあり、公衆衛生上も看過できないものであるので、このような広告を行わないよう指導されたい。

— 「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」に関する疑義照会について(回答) 平成15年11月18日 医政医発第1118001号

となっていますが、特になんの資格も持たずにマッサージと謳って施術している店舗も多いので無資格者の施術には気をつけたほうがいいですね。

ではそれらを踏まえた上でマッサージの効果をみていきましょう。

マッサージの効果とは

血液やリンパの流れをよくする

マッサージによって筋肉にアプローチすることで、筋肉がほぐれ血流やリンパの流れが良くなります。

血流やリンパの流れが悪くなると、代謝が悪くなったりむくみの原因となるのでそういった症状がみられる場合はマッサージは効果的といえるでしょう。

またリンパは血液と違い、心臓のようにポンプの役割をするものがありません。

リンパは筋肉の動きによってリンパ管が刺激され、リンパ液が流れるという仕組みになっているのでマッサージで筋肉を刺激すると効果的なのです。

リラックス効果で自律神経を整える

自律神経とは交感神経と副交感神経からなります。

交感神経は興奮時や活動時に活発になる筋肉です。

副交感神経はリラックス時や睡眠時に優位になる神経です。

特に現代の日本人は睡眠時間も他の先進国に比べると圧倒的に睡眠時間が短くなっています。

そのため常に交感神経が優位になっています。

交感神経が優位になりっぱなしだと、ストレスが溜まりやすくなったり不眠や肩こり、頭痛、精神的不安定など様々な症状が起きます。

そこでマッサージを受けることでリラックス状態になるので、交感神経が優位だったのが副交感神経優位へと切り替わります。

そうすることで自律神経のバランスを整え、ストレスや不眠、肩こり、頭痛、精神的不安定などを解消してくれます。

ストレスの発散についてはコルチゾールというストレスホルモンが大きく関与しています。

マッサージはそのストレスホルモンであるコルチゾールの値も下げることがわかっています。

免疫力を上げる

免疫力の下がる原因の一つにストレスがあります。

そのストレスを発散することにより、免疫力を上げることにも繋がります。

また免疫力を上げるには体温の上昇や質のいい睡眠を取ることも重要です。

これらもマッサージを受けることにより血流が良くなり体温が上昇、リラックス効果や自律神経のバランスを整える効果により質のいい睡眠に繋がります。

免疫力について詳しい記事はこちら
【免疫力を高める方法】免疫力を高めて健康な体を手に入れよう

マッサージを受ける時の注意点

無資格者による施術

はじめにもお伝えしたように、無資格者による施術は注意しましょう。

しっかりとした教育を受けずに治療され、肋骨を骨折したり、揉み返しなどにより施術前より症状が悪化してしまう恐れもあります。

最近では取り締まりが厳しくなり、そういった無資格者の施術は以前に比べると減ってきているようですが、それでもゼロではないので施術を受ける前に確認するようにしてくださいね。

リンパマッサージや足ツボマッサージ、〇〇式マッサージなども同様ですので注意が必要です。

強すぎる指圧

マッサージに慣れてきたり、強めの刺激の方が効く気がするからといって強すぎる指圧はおすすめしません。

強すぎる指圧はもみ返しの原因や、返って筋肉を硬くしてしまい逆効果となります。

マッサージというのは外部から圧迫されるような刺激ですので、あまりに強い刺激を繰り返し受けていると返って筋肉がその刺激から守ろうとして硬くなってしまうのです。

筋トレでは筋繊維に対して微細な損傷を起こすことによって筋肉の成長を促しますが、これも筋トレのような強い刺激に対する適応反応です。

筋トレの場合は筋肉を強くするために行うのでいいですが、マッサージは筋肉を強くするために行うのではありませんよね。

マッサージをしてもらう適度な強さは、痛気持ちいいくらいの強さがベストです。

強すぎても弱すぎてもいけませんが、「痛い」と感じるようなら弱くしてもらうように頼みましょう。

痛いのに「これくらい我慢しないといけないのかな」と思わないようにしてください。

痛みの感じ方は人それぞれですので、施術してくれる方がこれくらいでいいと思っても、実際マッサージを受ける人との感覚は違います。

自分にあった強さでしてもらうようにしてください。

食後すぐに行かない

食後すぐにマッサージを受けると、うつ伏せに寝たときにお腹が圧迫され苦しくなってしまいます。

最低でも食後1時間は空けて施術を受けるようにしてください。

お酒を飲んでいるとき

飲酒中は血流が良くなっている状態ですので、マッサージを受けることによりさらに酔いが回りやすくなります。

骨粗鬆症と診断されている

医師から骨粗鬆症と診断されている場合は医師の指示をもらってからマッサージを受けるようにしましょう。

またマッサージの許可が出ても、骨粗鬆症と診断されている旨を施術者に事前に伝えるようにしましょう。

肋骨や腰椎などは圧迫骨折しやすいので注意が必要です。

妊娠中の場合

こちらも医師の指示をもらってからマッサージを受けるようにしましょう。

子宮などの反射区を刺激することによる体調の崩れ起こす恐れがあります。

熱発中の場合

これもマッサージを受け血流が良くなることによりさらに高熱がでる恐れがあります。

まとめ

マッサージに関する疑問は解消できましたか?

またマッサージの効果についてはご理解頂けたでしょうか?

マッサージの効果をまとめると、

・血液やリンパの流れをよくする
・リラックス効果で自律神経を整える
・免疫力を上げる

というものがあります。

またこの血流やリンパの流れが良くなることで、代謝アップやむくみ改善の効果が期待できます。

さらに自律神経を整えることで、ストレス解消や不眠、肩こり、頭痛、精神的不安定など改善の効果も期待できます。

マッサージの注意点は、

・無資格者による施術
・強すぎる指圧
・食後すぐに行かない
・お酒を飲んでいるとき
・骨粗鬆症と診断されている
・妊娠中の場合
・熱発中の場合

の状態や症状がある場合は注意していただければと思います。

マッサージはうまく活用することで幅広い効果が期待できますので、ぜひ効果と注意点を理解したうえでマッサージ利用していただければと思います。

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パーソナルトレーニングジム「 The Body Professional 」を経営。小学生から高齢者まで年間延べ2000人のダイエットや体作りをサポート。ダイエットに成功する人が必然的にやっているルールを実践するだけで気付いた時には痩せている。そんな状態を作り出す『ベストスタイルダイエット』を全国に広めるために活動中。ブログ以外でもオンラインでダイエットサポート中。
◆柔道整復師 ◆鍼灸師 ◆パーソナルトレーナー