このような疑問や悩みにお答えします。
この記事を書いている私は、パーソナルトレーナーとして小学生から高齢者まで年間述べ2,000人以上のトレーニングを指導させて頂いています。
✔️この記事の内容
・1日のプロテイン摂取目安量
・まとめ
私自身、トレーニングをしており何種類ものプロテインも飲んできました。
その経験も踏まえ、プロテインを摂取することによるデメリットを詳しく解説していきたいと思います。
では早速みていきましょう。
目次
プロテインの摂取によるデメリットについて
エネルギーを消費しきれず太る
プロテインを摂取し過ぎると、摂取したエネルギーを消費しきれず太る可能性があります。
これはダイエットを目的に運動してプロテインを摂取している方には絶対に避けたい部分です。
タンパク質を摂取することによるカロリーは、タンパク質1gに対して4kcalになります。
おおよそプロテインを1杯飲むことにより摂取できるタンパク質量は15〜30gくらいです。
1杯あたりをkcalに換算すると60〜120kcalですので、カロリー的にもそれほど多くはならないので適正量を守っていればエネルギーを消費しきれず太ることはありません。
過剰摂取にならないように注意していれば問題ないと考えていいでしょう。
腸内環境の悪化
動物性タンパクを摂取し過ぎると腸内環境の悪化に繋がります。
動物性タンパクとはプロテインで言うところのホエイプロテインやカゼインプロテインに当たると考えてい下さい。
動物性タンパクを摂取し過ぎると、体に吸収されなかったタンパク質がそのまま腸内に送られ、腸内に送られたタンパク質は悪玉菌のエサとなり腸内環境の悪化へと繋がります。
腸内で悪玉菌が増加すると腸の運動が弱まったり、病原菌に感染するリスクも高くなってしまいます。
また腸内環境が悪化することで腸内に腐敗物が増えると、不快な口臭や体臭の原因にもなってしまいます。
乳糖不耐症の場合は下痢や吐き気
乳糖不耐症の方の場合、乳糖の入ったプロテインを摂取すると腹痛や下痢、腹部の膨満感、痙攣痛、吐き気などがみられることがあります。
そのような場合は乳糖が入っていないプロテインを選ぶようにすれば問題ありません。
乳糖不耐症の場合、プロテイン以外の乳糖を含んだ乳製品を摂取することでも起るので、すでに自分が乳糖不耐症だと自覚のある方はプロテインを購入する際には十分注意してください。
乳糖不耐症に関する記事は下記の記事でも詳しくまとめていますので参考にしてみてください。
【おすすめプロテイン】乳糖不耐症でも飲めるプロテインを紹介
腎臓への負担がかかる
プロテインの摂取すのし過ぎは腎臓への負担に繋がります。
タンパク質は分解される過程で尿素窒素などの毒素を産生してしまいます。
これらは腎臓のろ過機能によって尿として体外に排出されます。
腎臓のろ過機能が機能しなくなると体中に毒素が回り尿毒症となって命の危険に繋がります。
腎臓のろ過機能を改善するために機械を使ってろ過を行っているのが人工透析と呼ばれるものです。
このように腎臓は生命の維持においてとても大切な臓器なのです。
プロテインを過剰に摂取し過ぎることにより、腎臓に過度の負担をかけてしまうと腎臓の機能を損なう原因にもなってしまうので注意が必要です。
すでに腎臓の機能に何らかの障害を持っている場合は特に注意が必要です。
1日のプロテイン摂取目安量
プロテインの過剰摂取は体にとって悪い影響をもたらす危険性があるということはご理解いただけたと思います。
しかし、その一方でタンパク質の摂取は欠かせません。
プロテインはそのタンパク質を手軽に摂取できるというのが最大の特徴と言っても過言ではありません。
まず1日のタンパク質摂取目安量は男性で体重の1.5〜2倍、女性で体重の1〜1.5倍くらいを意識し、食事から摂取できないタンパク質分をプロテインから摂取するようにして下さい。
時々、「タンパク質は全てプロテインから摂取する。」というような方を見かけますが筋肉をつけるうえでも、健康的な体を作るうえでもよくないのでやめて下さい。
では「プロテインは1日何杯までだったらいいんだ。」という疑問についてですが、プロテインを何杯までだったら飲んでもいいというデータがないのではっきりとした答えをお伝えすることは出来ません。
しかし、基本的には先ほどお伝えした1日のタンパク質摂取目安量を食事から摂取することを心がけ、足りない分をプロテインで補うように摂取するようにするのがいいでしょう。
まとめ
まとめます。
✔️プロテインの摂取による4つのデメリット
・腸内環境の悪化
・乳糖不耐症の場合は下痢や吐き気
・腎臓への負担がかかる
プロテインの過剰摂取は上記のようなデメリットをもたらします。
自分の体に合ったタンパク質量を理解し、基本的には食事からタンパク質を摂取するよう心がけましょう。
ダイエットを目的としている方も、筋肉をつけることを目的としている方も、あくまでもプロテインは補助的な役割と考えるのがいいでしょう。
以上、プロテインの摂取による4つのデメリットについてでした。
下記にプロテインに関する関連記事をまとめていますので是非参考にしてみてください。