アルコールが筋トレに与える4つの影響【お酒好き必見】

「お酒好きだからできれば飲みんたいんだけど、筋トレに悪影響ならやめようかな。やっぱり筋トレしてたらアルコールって飲まないほうがいいの?」

このような疑問や悩みにお答えします。

結論から言うと、お酒は飲まないで大丈夫なら飲まなくていいです。

✔️この記事の内容

・アルコールが筋トレに与える4つの影響
・飲酒量について
・アルコールの種類について

「筋トレしているけどお酒は飲みたい」と思う方も多いと思います。

この記事を参考にして、お酒との付き合い方を今一度、考え直すきっかけにして頂ければと思います。

ではみていきましょう。

アルコールが筋トレに与える影響について

筋肉を分解してしまう

アルコールは筋肉を分解してしまいます。

飲酒はテストステロンの分泌量を抑制し、コルチゾールというストレスホルモンの分泌量が増えます。

コルチゾールには筋肉を分解して体脂肪を蓄える働きがあり、テストステロンの減少と合わせて筋トレの効果を減少させてしまうのです。

コルチゾールの分泌を抑えるためにも大量の飲酒は避けたほうがいいと言えます。

またアルコールの分解にはタンパク質もそのエネルギーとして必要になります。

するとせっかく筋トレを頑張ってつけた筋肉や、筋肉をつけるために摂取したタンパク質からエネルギーが奪われてしまうので筋肉がつかないばかりか、つけた筋肉さえも失ってしまいます。

筋肉を失いたくないならアルコールの摂取は程々にしたほうがいいと言えます。

脂肪の燃焼効率が悪くなる

アルコールを摂取するとアルコールを分解するためにエネルギーを必要とするため、脂肪の分解に必要なエネルギーがなくなり脂肪の燃焼効率が悪くなってしまいます。

例えばアルコールを分解するためにはビタミンが必要となります。

しかし脂肪の燃焼にもビタミンを必要とします。

アルコールを分解するためにビタミンを使ってしまうと、脂肪を分解するビタミンが不足してしまいます。

その結果、脂肪の燃焼効率が悪くなるのです。

ダイエット中にお酒を飲みすぎると痩せにくいのは、ただカロリーを摂取しすぎている以外にも、このような要因も関与しているのです。

筋トレで傷ついた筋肉の修復や成長の効率が悪くなる

アルコールを摂取することで、筋トレで傷ついた筋肉の修復や成長の効率が悪くなってしまいます。

さらにアルコールの分解には肝臓が中心に働きますが、肝臓は肝臓はタンパク質の代謝に関与するので筋肉の修復にも影響します。

そこで肝臓がアルコールの分解にエネルギーを費やしてしまうと、タンパク質を合成するエネルギーが不足してしまい傷ついた筋肉の修復が間に合わず、筋肉の疲労回復や筋合成もできず筋肉が育ちにくくなってしまうのです。

お酒そのもののカロリーで太る

ビールっ腹という言葉があるように、お酒の飲み過ぎはカロリーの過剰摂取になり脂肪の蓄積に繋がります。

飲酒量は程々にし、体重や体脂肪率の調整に気をつけましょう。

またお酒を飲む際の、おつまみやあてにも注意しましょう。

お酒だけならまだしも、そこに揚げ物や炭水化物、味付けの濃いものなどを食べると、さらに脂肪の蓄積に繋がります。

飲酒の量について

ここまでの説明で筋トレするうえで、できることならお酒は飲まない方がいいというのはお分かりいただけたかと思います。

しかしお酒は飲まない方がいいとは言っても、お仕事の付き合いで飲む機会もあれば、スナックやバーで働く方は飲まずにはいられないと思います。

女性は1日1杯、男性は2杯くらいを目安にするといいでしょう。

また最低でも週に1回は休肝日を設けるのがいいでしょう。

普段よく飲む方からすれば、なかなか厳しいことかもしれませんがお酒を飲むデメリットとメリットをよく考えてみてください。

我慢のし過ぎでストレスを溜めるのは良くありませんが、お酒を飲みすぎてしまうデメリットやリスクを考えると程々するのがいいと言えるでしょう。

アルコールの種類について

  

アルコールの種類 アルコール度数 カロリー
ビール 4~5% 40kcal
ワイン 10~11% 73kcal
梅酒   13% 156kcal
日本酒  15~16% 103kcal
焼酎 25% 141kcal
ウイスキー    40% 237kcal
ブランデー      40% 237kcal

参照元:文部科学省食品成分データ

糖質がお酒のカロリーを大きく左右します。

糖質の摂りすぎは肥満に繋がります。

穀物や果実の糖を利用し発酵させた醸造酒は糖質が高くなります。

ビールやワイン、日本酒などがそうです。

しかし醸造酒の中でもワインは比較的、糖質が低めになります。

糖質が低いのが、原料を発酵させた醸造酒を蒸留した蒸留酒になります。

ウイスキー、焼酎、ウォッカ、ブランデー、ジンなどがこれにあたります。

アルコール純度が高く、度数も高くなっています。

カロリーを見ても、それらは糖質が低いことがわかります。

梅酒などの果実酒、リキュールなどは混成酒と呼ばれ蒸留酒や醸造酒に、果実や香料、糖分などを加えて作られます。

これも糖質は高めになるので注意が必要です。

筋トレやダイエットをしている方は、できるだけ蒸留酒を選ぶ方がいいでしょう。

まとめ

✔️アルコールが筋トレに与える4つの影響

・筋肉を分解してしまう
・脂肪の燃焼効率が悪くなる
・筋トレで傷ついた筋肉の修復や成長の効率が悪くなる
・お酒そのもののカロリーで太る

はじめにもお伝えしましたが、飲まなくても大丈夫なら飲まない方がいいでしょう。

せっかく頑張って筋トレしても、それが無駄になるのはもったいないですよね。

もちろんアルコールが一概に悪いとは言えないので、ストレス発散や円滑な人間関係の構築においては必要になることもあるでしょう。

ストレスが溜まりすぎたり人間関係で悩んだりすると筋トレも楽しめませんからね。

大切なのは上手にお酒と付き合いながら、自分の体と向き合うことだと思います。

ぜひこの記事を参考に、筋トレを頑張っている方は今一度お酒との付き合い方を見直してみてください。

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パーソナルトレーニングジム「 The Body Professional 」を経営。小学生から高齢者まで年間延べ2000人のダイエットや体作りをサポート。ダイエットに成功する人が必然的にやっているルールを実践するだけで気付いた時には痩せている。そんな状態を作り出す『ベストスタイルダイエット』を全国に広めるために活動中。ブログ以外でもオンラインでダイエットサポート中。
◆柔道整復師 ◆鍼灸師 ◆パーソナルトレーナー