ヨーグルトが体にいいというのは、なんとなくわかっている方が多いと思います。
しかし、ヨーグルトの何がどのようにいいのかまでは理解できていない方が多いのではないでしょうか。
腸内環境を整える、便秘解消、免疫力をあげるなど様々な効果が謳われます。
このような効果を期待してヨーグルトを毎日摂取しているという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
という悩みにお答えします。
では早速みていきましょう。
目次
ヨーグルトの効果について
ヨーグルトの効果は菌によって違いがある
一般的にヨーグルトを作るには、牛乳に2種の乳酸菌を入れて作ります。
その2種類がサーモフィラス菌とブルガリア菌になります。
この2種類の菌を入れて発酵しているのがヨーグルトになります。
そして、それぞれのヨーグルトに乳酸菌やビフィズス菌を添加し、われわれ消費者の元へやってくるのです。
ヨーグルトの効果は、これらの乳酸菌やビフィズス菌の種類によって効果が変わってくるというわけです。
ですので、ヨーグルトだったらなんでもいいというわけではなく、自分が得たい効果を発揮してくれるヨーグルトを選ぶことが大切になります。
乳酸菌とビフィズス菌の違いについて
乳酸菌とビフィズス菌は両方とも善玉菌です。
しかし、同じものではありません。
乳酸菌は糖質を分解することで、乳酸を作り出します。
ビフィズス菌も乳酸菌と同じく乳酸を作ることが可能ですが、ビフィズス菌は乳酸菌だけでなく酢酸も作り出すことができます。
乳酸菌は乳酸しか作れないかわりに、消費する糖の50%以上を乳酸に生成することが可能です。
ビフィズス菌は消費する糖の50%以下しか生成できませんが、そのぶん酢酸を生成することができるのです。
それぞれのヨーグルトに含まれる菌と効果
明治ブルガリアヨーグルト
とても有名なヨーグルトですね。
食べたことがある方も多いと思います。
このヨーグルトに含まれる菌はLB81という乳酸菌です。
このLB81はブルガリア菌2038株とサーモフィラス菌1131株の二つの乳酸菌を組み合わせて作られています。
このLB81を含む明治ブルガリアヨーグルトの効果は整腸作用と便秘解消、皮膚機能の改善の効果が期待できます。
明治プロビオヨーグルトR−1
このヨーグルトに含まれる菌はOLL1073R-1といわれます。
この名称は語尾のR-1をとっています。
この乳酸菌の特徴は、免疫力をアップさせることです。
免疫力がアップすると風邪を引きにくくなったり、インフルエンザなどウィルスに感染しにくくなります。
R-1乳酸菌は多糖体を作り出してくれる乳酸菌です。
多糖体は風邪ウイルスやインフルエンザウイルスなどに対し体の免疫力を上げてくれるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化してくれるのです。
そのほかにも腸内環境を整えてくれたり、皮膚機能の改善にも効果があるといわれています。
明治ヨーグルトPA–3
このヨーグルトにはPA–3乳酸菌という菌が含まれています。
PA–3乳酸菌の効果はプリン体を分解してくれます。
プリン体は増えすぎると痛風になってしまいます。
プリン体は肉や魚介類に多く含まれます。
ビールなどのアルコールにも含まれ、アルコールの作用によって尿酸値が上昇しやすくなります。
高カロリーの食事や肉や魚介類を多く食べる習慣の人はPA-3乳酸菌を摂取すると効果的です。
グリコBifiX(ビフィックス)ヨーグルト
このヨーグルトに含まれる菌はGCL2505というビフィズス菌が含まれています。
GCL2505の特徴は胃酸に強いということです。
胃酸に強いということは、胃酸に負けず生きたまま腸まで届くということです。
また腸に届いてから増殖するので、腸内環境を効率よく整えてくれます。
この整腸作用がGCL2505の大きな特徴です。
ダノンビオ ヨーグルト
ダノンビオに含まれる菌はBE80菌といわれるものです。
この菌は高生存ビフィズス菌と呼ばれ、時間が経っても菌が減りにくいというのが特徴です。
効果は整腸作用や食後の食べ物の通過を良くしお腹の張りを抑えてくれます。
ついつい食べ過ぎた後に摂取するといいでしょう。
フジッコ カスピ海ヨーグルト
フジッコカスピ海ヨーグルトには、クレモリス菌FCという乳酸菌が含まれています。
この菌も生きて腸に届くタイプで、カスピ海ヨーグルトの粘り気はクレモリス菌FCの特徴です。
このクレモリス菌FCの効果は整腸作用、免疫力の上昇、皮膚の機能改善、血糖値の上昇を抑制、コレステロール値の改善など様々な効果が期待できます。
これに当てはまる症状が気なる方は一度、カスピ海ヨーグルトを食べてみてはいかがでしょうか。
雪印 メグミルク ナチュレ恵
このヨーグルトにはガセリ菌SP株とビフィズス菌SP株という乳酸菌とビフィズス菌が含まれています。
ガセリ菌SP株は、生きたまま腸に届く胃酸に強い生命力の高い乳酸菌です。
ビフィズス菌SP株は、大腸にいる善玉菌で便秘解消に働きます。
またガセリ菌SP株とビフィズス菌SP株は、日本人の小腸から見つかった菌ですので、日本人には相性のいい菌といえます。
整腸作用意外にも、免疫力の向上、コレステロールを低下させたり、内臓脂肪を減らすという効果も期待できます。
ヨーグルトを自宅で作れるヨーグルトメーカーが超おすすめ
ヨーグルトが体にいいというのは理解いただけたと思います。
しかし、毎日食べたり飲んだりするとなるのは経済的な面が気になりますよね。
そんな時は、このヨーグルトメーカーを使うのが超おすすめです。
我が家でも愛用しているのですが、このヨーグルトメーカー1台あればヨーグルトが大量に作れちゃうんです。
作り方も簡単で、市販のヨーグルトと牛乳を用意します。
牛乳にヨーグルトを入れ、ヨーグルトメーカー数時間、発酵させて冷蔵庫で冷やすだけです。
我が家では健康のために風邪やインフルエンザを予防したいので、R-1ヨーグルトと低脂肪牛乳を組み合わせています。
これでR-1ヨーグルト1本で、R-1ヨーグルト10本分は作れますので、毎日ヨーグルト食べても家計の圧迫を抑えることができます。
おすすめのヨーグルトメーカーはこちら
→アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカー プレミアム 温度調節機能付き ホワイト IYM-012
ヨーグルトメーカーを実際に使った詳しい記事はこちら
→【ヨーグルトメーカーが超お得】ヨーグルトを量産する作り方と注意点
ヨーグルトを食べる時の注意点
食べ過ぎない
ヨーグルトといえど食べ過ぎは体に良くないこともあります。
ヨーグルトにもに脂質は含まれます。
ヨーグルトに含まれる飽和脂肪酸は、食べ過ぎると血管内のコレステロール濃度が高くなったり太る可能性があります。
下痢になる
乳糖不耐症の人や乳糖をうまく分解できない人は下痢になる可能性があります。
これはヨーグルトに含まれる乳頭が原因です。
乳酸菌やビフィズス菌が合わない場合
さまざまな乳酸菌やビフィズス菌を紹介しましたが、それらが体に合わない場合もあります。
これは体内の腸内細菌の構成が人によって異なるためで、その構成がヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌の作用に影響を及ぼすためです。
効果が発揮されないだけで済む場合もありますが、逆に便秘がひどくなったり、ニキビが出たりする恐れもあるのでそのような場合は他のヨーグルトを試してみるといいでしょう。
効果的なヨーグルトの食べ方
継続して食べる
乳酸菌やビフィズス菌は継続して摂取しないとその効果を実感することができません。
菌は2週間ほどで便とともに排泄されてしまいます。
そのため定期的に一定量、食べ続けないと効果を発揮し続けることができないのです。
一定量の摂取が必要
ヨーグルトの摂取量は200gを目安に摂取しましょう。
少な過ぎても効果が期待できません。
また乳酸菌は腸に届くまでに大半が死んでしまうのです。
死んでも一定の効果は得られますが、それでも生きて腸まで届く方が効果に期待ができます。
ですので効果を実感し続けようと思うと、一定量のヨーグルトを食べ続ける必要があります。
なるべく脂質の低いものを選ぶ
太りたくなければ脂質の低いものを選ぶようにしましょう。
ヨーグルトに含まれる脂質である飽和脂肪酸を摂取し続けると、肥満やコレステロール濃度を高める原因にもなってしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
まとめると。
ヨーグルトには乳酸菌とビフィズス菌が含まれており、それぞれの菌によって効果が異なるということがおわかりいただけたでしょうか。
✔️効果まとめ
・便秘解消
・皮膚の機能改善
・高血圧を下げる
・免疫力の向上
・コレステロールを低下させる
・内臓脂肪を減らす
など多岐にわたります。
またヨーグルトメーカーを使うことで経済的にもかなりお得にヨーグルトを摂取することができるので、この機会にぜひヨーグルト生活を始めてみてはいかがでしょうか。