✔️この記事の内容
「カルニチンってよく聞くけどどんな効果があるの?」
「カルニチンの飲むタイミングは?」
「カルニチンって飲むだけで痩せるの?」
このような疑問や悩みにお答えします。
ダイエットしたいと考えている方は、脂肪燃焼サプリを使おうか迷っている方も多いと思います。
カルニチンはそんな脂肪燃焼を目的とした、ダイエットに効果的なサプリメントです。
そんなカルニチンについて詳しく見ていきたいと思います。
目次
カルニチンの効果と効果的な摂取方法について
カルニチンとは
カルニチンはアミノ酸の1種で脂肪をエネルギーに変える働きをしてくれます。
まず脂肪はホルモンの働きによって、リパーゼという酵素が分泌され分解されます。
分解された脂肪は脂肪酸とモノグリセリドになります。
この分解された脂肪酸は、血液中を流れ細胞内にあるミトコンドリアというエネルギーを産生す場所へと運ばれエネルギーに変えられます。
このように脂肪はエネルギーとして使われて、はじめて燃焼されるのです。
しかし脂肪酸は脂肪酸のままでは、細胞内にあるミトコンドリアにたどり着くことができません。
アシルカルニチンというものに変換されて、入り込まれていきます。
脂肪酸がアシルCoAに変換され、そのアシルCoAがカルニチンと結合しアシルカルニチンになるのです。
またアシルCoAとカルニチンを結合させるのに必要な酵素でCPTⅠがあります。
このCPTⅠもカルニチンがないと作ることができません。
そしてミトコンドリアに入り込んだアシルカルニチンは、CPTⅡという酵素を使ってアシルCoAとカルニチンとに分解されます。
このCPTⅡもカルニチンを必要とします。
分解されたアシルCoAはアセチルCoAとなり、TCAサイクルに取り込まれてエネルギーとなります。
このようにカルニチンは脂肪を燃焼させる過程で、様々な場面で活躍してくれます。
カルニチンは体内で合成することも可能ですし、食べ物から摂取することも可能です。
しかし、カルニチンは20代をピークに徐々に減少していくといわれていて、また普段の食生活によっては摂取が不十分になることも考えられます。
ですので、そのような場合はサプリメントから摂取することが必要になるのです。
食べものに含まれるカルニチン
カルニチンは赤身の肉類に多く含まれていて、魚介類などにも含まれます。
牛肉100g・・・・・・・・131㎎程度
子羊肉100g・・・・・・80㎎程度
豚ロース100g・・・・・70㎎程度
あさり100g・・・・・・・24㎎程度
牡蠣100g・・・・・・・・23㎎程度
サンマ100g・・・・・・・17㎎程度
アジ100g・・・・・・・・・14㎎程度
アボカド100g・・・・・・12㎎程度
牛乳100g・・・・・・・・・3㎎程度
となっています。
なかなか食事から1000mgものカルニチンを摂取しようと思うと大変ですね。
食事から摂取すると、余分な脂質なども含まれるのでカロリーの過剰摂取にもなります。
そのようなことからも、サプリメントからカルニチンを摂取することは有効といえます。
カルニチンの1日摂取目安量
カルニチンの1日摂取目安量は特に決められた記載はありません。
一般的に販売されているサプリでは1日あたりの摂取量が、1000mg前後となっている場合が多いのでその程度を目安に摂取するのがいいでしょう。
また食事からの摂取ができているかも含め、不足している場合はサプリを使うようにしましょう。
過剰摂取による副作用
1日3000mgを摂取し続けると吐き気や嘔吐、腹部痙攣、下痢などを引き起こすこともあるようですので摂取のし過ぎには注意が必要です。
摂取のタイミング
カルニチンの摂取のタイミングは、毎食後やダイエットなら運動前30分〜1時間のあいだに摂取するのがおすすめです。
カルニチンは脂肪を運搬する役割をしてくれます。
運搬するためには分解されている必要があるので、運動などで脂肪を分解することも意識しておきましょう。
ですので、カルニチンを摂取するだけより運動と合わせて摂取するほうが効果的ということです。
逆のことも言えます。
せっかく運動などを頑張ってるのに成果が出ないという方は、カルニチンが不足しているかもしれません。
せっかく分解しても、それをエネルギーとして使うことのできる場所まで運ぶことができなければ、また脂肪へと戻ってしまうのです。
カルニチンのおすすめサプリメント
ゴールドジム L-カルニチン
1日摂取目安量/4粒
カルニチン含有量/1,000mg(4粒あたり)
NOW Foods L-カルニチン
1日摂取目安量/1〜3粒
カルニチン含有量/500mg(1粒あたり)
DHC カルニチン
1日摂取目安量/5粒
カルニチン含有量/750mg(5粒あたり)
まとめ
カルニチンは脂肪燃焼の過程でとても重要な働きをしてくれます。
カルニチンがなければ脂肪を燃焼することはできません。
しかしカルニチンを飲んだからといって、痩せるというものではありません。
お伝えしたように、脂肪を燃焼するには3つの過程をクリアしなくてはなりません。
一つは分解、一つは運搬、そして最後に燃焼です。
カルニチンはこの中でも運搬に欠かせないものです。
まずは運動などで脂肪を分解してあげなくては、運搬してあげることはできません。
運動しているのに体重が落ちにくい方や、いま以上に体重を落としたいという方はカルニチンを飲むことでさらなる変化が期待できるでしょう。
この機会にカルニチンついて理解し、カルニチンを効果的に摂取してダイエット効果を高めましょう。