「きつい運動は嫌だ」「辛い食事制限も嫌だ」という方に、試してみて頂きたいダイエットがあります。
それは、食べる順番を変えるだけで痩せる効果が期待できる「食べる順番を変えるだけダイエット」です。
食事をするときに、食べる順番を気にしていますか?
もし何も気にせず食事を食べているなら、ぜひ今日からでもこの方法を意識していただければと思います。
すでにダイエットしている方も、これからだという方も知っておいて損はない情報ですので、是非最後までお読みいただければと思います。
目次
どのような順番で食べるの?
食べる順番は・・・
①野菜などの食物繊維
*汁物があれば汁物から飲むようにしましょう。この汁物の中に芋類などの糖質の高い食材が入っている場合は後回しにしてください。
↓
②お肉や魚、卵などのタンパク質
↓
③お米やパン、麺などの炭水化物
です。
これをするだけで痩せることができるかもしれないという、超簡単な方法です。
なぜそれだけで痩せるの?
「こんな簡単な方法で痩せるわけない」と疑う方もいるでしょう。
ではなぜこれでダイエット効果が期待できるのか説明していきますね。
最大のポイントは、炭水化物を最後に食べるということです。
なぜ炭水化物をはじめに食べるといけないのかというと、炭水化物を摂ることで血糖値が上昇します。
炭水化物とは糖質と食物繊維を合わせたものをいいます。
ですので炭水化物を食事のはじめに摂ることで、この血糖値が急上昇してしまいます。
そうすると、その血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌されます。
このインスリンは、糖を筋肉や肝臓に運ぶ働きをしてくれます。
しかしこの糖が、筋肉や肝臓に貯蔵しきれなくなると脂肪として体に溜め込んでしまいます。
そのため、糖質の摂りすぎは肥満につながると言われ、糖質制限というダイエットが流行っているのです。
このような血糖値の急上昇を起こさなようにすることが、食べる順番ダイエットのポイントです。
野菜などの食物繊維をはじめに食べることで、血糖値の急な上昇を防いでくれます。
それ以外にも食物繊維には、腸内環境を整えて便通をよくしたり、免疫や栄養の代謝にも関わってきます。
また汁物を先に飲むことで、多少の満腹感を得ることができるので食べ過ぎを防ぐことも期待できるでしょう。
食べる順番を変えるだけダイエットを成功させるポイント
このダイエットを成功させるには、3つのポイントを抑えておく必要があります。
はじめに食べる野菜(食物繊維)をしっかり食べる。
はじめに野菜を食べればいいからといって、野菜の量が少なすぎては意味がありません。
野菜の摂取量目安ですが、厚生労働省では1日に350g以上摂ることを推奨していますので、最低でも100g以上は摂るようにしてください。
ちなみに野菜を食べる際は、ドレッシングをかけると思いますがドレッシングのかけすぎも太る原因となるので注意が必要です。
⒉タンパク質の摂取を怠らない
普段の食事でタンパク質をあまり摂っていない方は、多いと思います。
筋トレをしている人なら、タンパク質を取るのは当然と考えるのですが、それが筋トレなどの運動やスポーツをしていない方はおろそかになる傾向があります。
タンパク質は体を作るうえで、非常に大切な役割をします。
タンパク質は筋肉以外にも、髪の毛や皮膚、爪、内臓などに使われます。
タンパク質がなくては人は生きていくことが出来ません。
それほどタンパク質は重要なのです。
タンパク質の摂取の目安は、少なくとも体重×1gのタンパク質を摂取するのが望ましいと言えます。
体重60㎏の人であれば、60gのタンパク質ということです。
60gのタンパク質を摂取するにはステーキ300gを食べる必要があります。
それを1食で食べるのではなく、食事の回数分で満遍なく分けて食べることが大切です。
なかなか食事からそれだけのタンパク質の摂取が難しいという方は、プロテインなどのサプリメントを活用するのもいいでしょう。
⒊食べ過ぎには注意する
ここまでで、野菜とタンパク質をしっかりと摂取するとそれなりにお腹の空腹は満たされるはずです。
そして野菜から食べたからといって、炭水化物を食べすぎてしましまってはいけません。
せっかく血糖値の上昇を抑え、インスリンの分泌を抑えてもカロリーを過剰摂取してしまっては痩せることはできません。
お腹いっぱい食べるのではなく、腹7分目〜8分目くらいに抑える意識を持っておいてください。
最初に食べる野菜はなんでもいいの?
野菜といっても種類は色々ですよね。
どんな野菜でもいいかというと、実はそうでもありません。
気をつけたい野菜は、やはり糖質を多く含む野菜です。
糖質多く含む野菜
・ニンジン
・かぼちゃ
・じゃがいも
・ごぼう
・トウモロコシ
・玉ねぎ
・レンコン
これらを一番最初に食べないようにしてください。
おすすめの野菜
・ブロッコリー
・ほうれん草
・オクラ
・ピーマン
・キャベツ
・アスパラ
これらはダイエットや体づくりに、大切な栄養素を多く含んでいます。
積極的に食事に取り入れるようにしてください。
果物は食べてもいいの?
果物も糖質が多く含まれますので、食べるのであれば炭水化物と同様に食事の最後に食べるのがいいでしょう。
くれぐれも食べ過ぎには注意してくださいね。
お酒は飲んでも大丈夫?
お酒もできることなら、控えた方がいいです。
しかしどうしても飲みたいなら、糖質の低い蒸留酒を選ぶようにしましょう。
蒸留酒とは、焼酎やウイスキーになります。
そしてやはり野菜などを食べてからにしましょう。
お酒を飲む方は、おつまみとセットで飲まれる方も多いと思いますが、そのおつまみもできるだけ糖質の高いものは後から食べるようにしてくださいね。
間食はしてもいいの?
間食をすること自体に問題はありません。
むしろ間食をしたほうがいいのです。
(間食についての詳しい記事はこちら)
その理由は、食事と食事の間が空きすぎると空腹状態が続き、次に入ってきた栄養をより蓄えようとします。
また空腹になるとついつい食べすぎてしまいますよね。
間食をうまく活用することで、栄養の過剰な吸収を抑えたり、余分なカロリーの摂取を抑えることができるのです。
間食におすすめの食べ物は?
では間食に何を食べればいいかということですが、ここでも注意したいのは炭水化物から食べたり、炭水化物のみを食べたりすることです。
・ナッツ類
・あたりめ
・ビーフジャーキー
・ゆで卵
など糖質の低い食べ物を選ぶようにしましょう。
お菓子などの甘いものが食べたい場合は?
お菓子やケーキなどの甘いものは、基本的にはおすすめできませんがどうしても食べたいという場合は、それも食後に食べるようにしましょう。
食後に食べる場合は、そのぶん他のご飯や果物などの糖質を控えるようにしてバランスを取るようにしてください。
気をつけたいのは、間食や夜遅くにお腹が減ったからといってお菓子やケーキを食べることです。
それが血糖値の急上昇に繋がり、太る原因となってしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回ご紹介した「食べる順番を変えるだけダイエット」は誰でも簡単に、ストレスを溜めずお金も時間もかけず試してみることができます。
記事の途中で気づいた方もいるかもしれませんが、先に野菜やタンパク質を食べることで自然と糖質の量を減らす狙いもあります。
またこれだけで痩せることも可能ですが、やはりダイエットの基本は規則正しい食事と運動習慣です。
くれぐれも食べ過ぎには注意してください。
楽をしたい気持ちはわかりますが、ぜひ運動もとり入れて健康的にダイエットすることを目指してくださいね。